Birthday

繰り返し回りだすオルゴール
歴史の動線に知らず知らず歩んでる
幼な火のか弱さは知れぬこと
宿りし希望から生まれた時差を感じて

愛された記憶をめぐる
自覚さえできない
もう少し時間が欲しいから逆戻り
暗闇は初めから無い
泣き声はどこからか
産声を上げた私の目に届いた光

形ある目標も薄れゆく迷子のかけっこ
何を見ても素通り
あり触れた情報の真実もノイズに紛れて
どれも私を止めない

喜びを分け合えたなら
伝えたいこの口で
話し手の言葉一つひとつこぼれゆく
許された時間の中で
かわしあう優しさが
何者をも育て強くしていくかげらない光

かげらない光

愛された記憶をめぐる
自覚さえできない
もう少し時間が欲しいから逆戻り
暗闇は初めから無い
泣き声はどこからか
産声を上げた私の目に届いた光
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