スコール

次のバスを待って 雨になった
長いスカート 水玉の柄になった

ぎゅっと手を握って ほほにキッス
トゲついていた 言葉たち とけていった

はらはらと流れる雫 笑顔にのせて
ちょうど 雨が止むころ 走った

夜空に震えてる 月よ星よ ごめんね 許して
こんなにも暖かい 腕の中で おやすみ

本当に愛してる 彼を起こす前に そっと…

「夏が呼んでる」と 風が吹いた
長いスカート フレアーがふわり舞った

ゆらゆらと変わる季節に 追いつけなくて
ふいに 背中合わせで 眠った

夜空を泳いでる 星の渦に 私を帰して
こんなにも暖かい 腕の中に さよなら

本当は愛してる たぶん つかまえてて欲しくて…
×