晴れたり、曇ったり

あったかく晴れたんで、僕は向かう、面影橋。
はっ!!とすりゃ夕立で…やる気うせる僕の小耳にね、

僕の声がする!
「聞こえてる?ねぇ、雨に泣くより、その先の虹で泣こうよ」

あったかい雨なら、水たまりも夏の海で。
まぁ、企む空は、また晴れたり、曇ったりだから。

あったかい昼寝の夢で歩く、あさがお市。
さぁ、夢で見た夢、ここに運ぶ、僕達ならばね。

君の声がする。聞こえてる。
「ねぇ、空に橋を架けちゃうなんて、虹は魔法だよ!?」

あったかい気持ちが、場所を越えて、秋も越えて、
あぁ、僕の心のさ、雲の切れ目、いつも照らすから。
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