イキルサイノウ

いえてしまう どんなことも いえてしまう 心ない感謝も
いえてしまう 他愛のない話も いえてしまう 嘘の褒め言葉も

きっと 便利を携帯し過ぎて
今の僕には不自由さが足りない

空がこんなに奇麗だったことを忘れていた俯いてたから
所在なくなんとなく生きてる僕はいったい君に何を贈るんだろう
なにしてんだろう

なにがいえる 僕の口から  なにがいえる 僕から君に

アタマ グルグル サイキドウシテモダメダ
あらら 僕にはイキルサイノウがないのかな…

くよくよ めそめそ 立ち直るのもめんどくさいけれど
楽など疑って生きていこう これからは

夜を耐えまた朝に泣きつくように
消えない傷を抱きしめるように
器用にならずに正直でいるのさ
イキルことにサイノウはいらない

いわなきゃ いわなきゃ
溢れそうなこの憶い
いえるさ いえるさ
産声あげ、裸のまま、僕のまま
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