津軽のおんな

雪は溶(と)けても 夢まだ溶けぬ
すきなあんたへ 夢まだ溶けぬ
何年待ったら いいんですか
この身は毎晩 溶けてゆく
津軽で迎える 吹雪の夜は
春を待つよりね あんたを待って

花が咲いても この恋咲かぬ
リンゴ 桜が うらやましいよ
どれだけ泣いたら いいんですか
私もこの恋 咲かせたい
じょんがら流れる 花見の夜(よる)は
お酒飲みたいね 恋しいあんた

岩木お山は 夏から秋へ
季節変われど 変わらぬ想い
チョイと秋風 染(し)みる夜(よ)は
抱いて眠るの この写真
冬来る知らせに 身を震わせて
早く逢いたいね 津軽のおんな
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