胸が熱い

赤と青 混ざりあう
夕空がきれい
染められた ちぎれ雲
春のにおいがする

あなたの少し後ろ
少し早歩き
なんだか不思議だけど
ついていきたくて

時間が来て
桜の木の下
髪を撫でて
「またな」って

胸が熱い
時々会えるだけでいい
時々話せるだけでいい
そう思ってた
はずなのに

胸が熱い
明日も会えたらいいのに
明日も話せたらいいのに
風に花びら
舞い上がる

あれから二度目の春
柔らかな日差し
桜咲く道 歩く
横にあなたがいる

いろんなあなたのこと
一つずつ知って
羽を休める場所に
なろうと思った

からかい合って
桜の木の下
髪を撫でて
近づいて

胸が熱い
こんなにそばで過ごしても
こんなに月日を重ねても
同じ気持ちで
見つめてる

胸が熱い
何年経ってもこうして
あなたと一緒に笑いたい
また来る春を数えたい

穏やかなこんな日を
きっと過ごしてる
ずっと先の二人も
あなたとならきっと
×