誰かのサンタクロース

「もう少しで来るのかな?」
「いい子にしてればね」と
パパとママに手を引かれて
Jingle bells, jingle bells
子供が歌うよ

そんな頃が僕にもあったっけ
欲しかったプレゼントもらったっけ
キラキラ夢物語を話してくれたこと覚えてるよ
クリスマスツリー 飾り付けながら
やってくるその人のこと待ってたな
その人はとなりで笑ってた

優しい嘘で 隠してた
小さな夢 守ってた
思い出すと僕の胸があったかくなる

赤い服もトナカイのソリも持っていないけれど
気づかれずに 幸せを願ってる
心の中のサンタクロース

「覚えてる?」僕が聞いて
「多分ね」君が言う
少し歌詞を間違えながら
Jingle bells, jingle bells
君と歌ってる

「もし2人に子どもが生まれたら
どんなプレゼントあげられるのかな
キラキラ夢物語も
上手く話すことできるのかな」
クリスマスツリー 見上げながら君が言う
うたがいもせずに僕を信じてる
あの頃の僕のように信じてる

いじわるなくらい真っ直ぐに
君が見つめてるせいで
僕は今まばたきも出来ないでいる

赤い服もトナカイのソリも持っていないけれど
気づいたんだ 幸せはすぐそこに
そう君は僕のサンタクロース

クリスマスの魔法にかかって
街中みんながきっと誰かのサンタクロース

不器用でキレイには包んであげられないけど
受け取ってね 心から贈ります 僕から君へ

赤い服もトナカイのソリも持っていないけれど
なりたいんだ 幸せを運んでく
今度は僕が誰かのサンタクロース
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