マスク

ちょっとそのマスク外して見せて
きっと綺麗なはずだから その顔を隠さないで
って君はそう言うけれど 期待しないでよ

まっすぐ見つめられて 耐えられなくなりそう
君は優しそうな目でこっちを見るけど
化粧で繕ったって 自信なんかは持てない
無意識のうちに今も下を向いてる

そんなことじゃないよって 君はいつも言ってる
だけど… そうじゃない

ちょっとそのマスク外して見せて
言われてもまだ君にはこの 本当の私の顔を
見せても愛されている 自信がないの

隣を歩きながら 君は私に言うの
「君は僕のどこが好きなの?」なんて
「もしも僕が毎日 寝癖のままだったら
君は僕を嫌いになったりするの?」って

そんなことじゃないよって 私は君に言うんだ
ほらね、そうじゃない

だからそのマスク外して見せて
きっと綺麗なはずだから その顔を隠さないで
って君はそう言いながら 笑ってるんだ

哀しいことがあれば ぐしゃぐしゃに泣けば良い
嬉しいことがあれば 口を開けて笑って

そんな当たり前のことを 好きだって言った
君が好き

ちょっとこのマスク外してみるわ 綺麗なほうではないけれど
本当の私の顔は 不器用に君に向けて
笑っているよ
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