すべてはここから

今日も聴こえるぜ朝6時の鐘
左右の目の下真っ黒 それでもお構いなしで街は動き出す
すべてはここから始まったんだな
かわいいあの娘とロックンロール
君と出会ったいつかの地下室も

今夜も決して鳴り止むことはないサイレン
だけどどうだい?俺たちの方がイカしたナンバーだ
大騒ぎの胸の中
国道36号線を横切ったら聴こえてくる

ここが世界の真ん中で間違いはなさそうだから
高らかに、なおかつ偉そうに俺は君のために歌う
君は君のために笑え
そしてこの街とこの夜に恋をするだろう
春の匂いと夏の音、秋の風と冬の空も
いつだってギュッと離さないぜ
あの時ラララで口ずさんでいたメロディーを
札幌の夜が抱きしめた

いつかまた必ずこの街で笑おうぜ
ぶっ壊れたコンバース、どしゃ降りの駅前通り、蜃気楼のような夢、
6階の窓の向こう聴こえてくる

君が忘れてしまっても 俺は忘れないでいるよ
輝いた嘘のような本当を
どうしようもない夜でも 何にもない次の朝も
年をとっていつの日かシワクチャになっても

ここが世界の真ん中で間違いないってことはさ
俺たちが世界で“一等”イカしてるってことだよな
あの時ラララで口ずさんでいたメロディーを
今夜もこの街で

俺たちずっと歌うから君はグッと生きてくれよ
いつだって待ち合わせ場所はここさ
たった一つの煌めいたビューティフル
君が輝いた街の音
少年少女の笑い声
素晴らしい日々を送ろうか
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