モノラルセカイ

それは、理由なんかなくて
ぼくは自分以外の“世界”を ただ憎んでいた
そこで出会う奴ら わらう
みんな 敵にしか見えなくて…

君はそんな世界から来た
たった一人だけの ぼくの味方
光をまとう 君の言葉
夜だけに輝く 月みたいだ

もしも 世界中の人が消えて
ぼく一人だけになったら “死”と同じだから
自分殺して 過ごした 沈んだ
プールの底のような日々

君がぼくにかける魔法は
誰かの悪意ぐらいじゃ 消せない
ここよりずっと 輝く場所へ
君と一緒なら 目指していける

誰もが誰かにとって
特別な人でありたい
そう願うにちがいない

輝きはあの日 大人の人に
街はずれの病院で つぶされたよ
君はそんな世界から来た
たった一人だけの ぼくの味方
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