冬が来る

ツンと冷たい朝の空気
マフラーくるくる巻いて
白いシャツの袖を
つかんで見上げたセピア色

振り返れば 遥か遠く遠く
君の声 街の音 今でも響いてる
離したくなんかなかったはずの
君の手を探してる 探してる

背伸び また還り
繰り返して追いかけた未来

冬が来るたび 思い出す君よ
僕だけを 僕だけを見てくれていたのに
夢から醒めたように手放した
どうして?と問いかける 問いかける

終わりがあるなんて知らないまま
どこまでも どこまでも どこまでも走った

もう帰れない 僕はここにいる
いつまでも忘れない
寒いね
冬が来る
×