ほっといてんか

夢も明日も おきざりにして
うるむネオンに 消えた人
恨みつらみを あげたなら
大阪女の 値が下がる
ほっといてんか ほっといてんか…うちなんて
肩のふるえを 見ないでおくれ
意地のひとつも 張らせておくれ

ふたり暮した 小部屋を閉めて
鍵を投げ込む 夜の河
なにを捨てても 思い出は
大阪女に ついてくる
ほっといてんか ほっといてんか…うちなんて
洒落を肴に 酔わせておくれ
朝が来るまで 飲ませておくれ

こんな別れに 苦しむのなら
めぐり逢いなど なけりゃいい
つくり笑顔の 裏で泣く
大阪女は みえっぱり
ほっといてんか ほっといてんか…ほっといて
誰か歌など 聴かせておくれ
ひとり未練を 抱かせておくれ
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