最後のドアーまで

朝に変わる街が
あたしの迷いを消す
息がつまりそうで
そっと腕をほどいた そして

窓の色がにじむ
風の音が聴こえる
あなたは眠ってる
何も気づかないまま そして

もう戻れないあの頃
やさしささえも見失い
言葉じゃ上手く言えないけど
あなたを悲しませたくはない

ひざをかかえながら
涙がこぼれていく
はりつめた空気が
音もたてずにくずれてく

静けさにふるえる
時が心に響く
想い出は残して
あたしだけが消えてく そして

ごめんね こんなさよなら
わがままわかっているけど
すべてがすれ違うよりも
あなたを信じていたいから

もう戻れないあの頃
やさしささえも見失い
言葉じゃ上手く言えないけど
あなたを悲しませたくはない

朝に変わる街が
あたしの迷いを消す
閉めたドアにもたれ
冷めた景色を抱きしめる
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