飛び込めない駅のホームから

知らず知らずいなくなって 忘れることもできないのに
つま先立ちじゃ見えなかった お星様
宝物は思い出に埋めて 目を開けたら消えちゃうけど
何もないから

曇り空のこの街と
飛び込めない駅のホームから
明日へ

憧れも小さな幸せもいらないから
むしろここで全て終わりにしてしまおう
汗ばんだ手をとって 行けるならあの場所へ
影を捨てて誰も知らないとこで

自慢できることなんて 一つもありもしないのに
主人公気取り いつも一人

恙無い日々の愛しさ 尊さ 僕にはその意味さえも
分からないから

書き殴った夢の中
僕の頬をつねる現実が
爆ぜても

曖昧な空だって飛べない君と僕は
生まれる場所を間違ってしまったんだね
汗ばんだ手をとって 行けるならあの場所へ
影を捨てて誰も知らないとこで

涙の重さで うつむいてた訳
見えないモノ 追いかけて

でも今もまだ 飛び込めない駅のホームから

幼い頃にずっと想像してたような
綺麗な未来はここにはなかったよ
昨日と同じ服に 靴紐は結ばないで
ここで明日を待つんだ

憧れも小さな幸せもいらないから
むしろここで消えて楽になってしまおう
汗ばんだ手をとって 行けるならあの場所へ
影を捨てて誰も知らないとこで
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