心根

行く先を与えられた少年は、笑っていたのか。
誰にも嫌われないように。
飲み込んだ本当の想いを、今強く抱きしめよう。

認められたいと願った日々が酷く浅ましくて、
けど偽れない愛おしい過去だ。
それだけが生きた証だから、これからも背負って行くよ。

正解もわからないまま歩みを進める恐怖と、
満たされない空白に抗う歌を。

彼を救うための歌を。繋げるために。

きっとこの先もまた君にとっては、
辛くてやり切れない日々が続くだろう。

世界が自分を裏切るために回っているんだと、
いっそ終わらせたくなる日も来るだろう。

それでも、君が正しいと信じて選んだ道だ。
とても誇らしく、輝いているじゃないか。

君のここまで歩んで来た意味を、僕は探し続けると決めたよ。

景色が変わっていっても、はじまりは心の中に。
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