明日なき愛

雨が降れば 恋しく
風が吹けば 逢いたい
ひかり窓に かかれば
夢がかなう気がする
やがて二十才(はたち)という秋の
ゆれる心は はかなくて
明日(あす)なき愛と 知ってはいても
熱い想いは かくせない

紅をさせば 悲しく
爪をぬれば さびしい
ひとり髪を切る日は
悪くなれる気がする
やがて二十才という秋の
部屋はなぜだか つめたくて
悲しいだけの愛だといわれ
顔をかくし泣いている

やがて二十才(はたち)という秋の
ゆれる心は はかなくて
明日(あす)なき愛と 知ってはいても
熱い想いは かくせない
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