escape

細い影が窓辺を照らす 鉛色の夜明け
膝を抱え うつむいている
遠い とにかく遠い とにかく

無感覚に光を受けて 乾いた目は冴える
顔を上げて 明暗を知る
痛む 心が痛む 心が

軽薄な朝にあるだけの この虚しさを捧ぐ
凍えそうな胸が 散らばる心が どうしようもなくて

逃げたいだけ

瞳伏せて耳を澄ませば 辿り着くわ、まもなく
それでもまだ心が痛む 心が…

軽薄な朝にあるだけの この虚しさを捧ぐ
凍えそうな胸が 散らばる心が どうしようもなくて

まだ心が…
凍えそうな胸が 散らばる心が どうしようもなくて

逃げたいだけ 知らないどこかへ… どこかへ
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