ラヴィ・サンバ~人生は過ぎる~

マロニエ咲く石だたみ
窓辺の席 あなたの視線
誰も知らない街角で
名前も知らず見つめあった

あの時 僕は愛に疲れて
ぬくもりだけを求めていた

無口な夜 小さなホテル
出窓に置くワイングラス
あなたは過去を偽って
僕は今を偽って

それでも僕はあなたを抱いた
束の間の夢をわけあうように

あなたのシャンソン想いだすよ
揺らめく炎 二つの影

ガラスに映る街路樹の舗道(みち)
あの日の席にあなたはいない

あの時 僕はあなたに逢えて
長い冬にさよならできた
メルシー 僕はあなたの事を
忘れはしないメルシー・モナムール

あなたのシャンソン想い出すよ
ラヴィ・サンバ 人生は過ぎる
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