夏の記憶

蝉時雨 漂う陽炎 アスファルト踏んで
帰り道の 木漏れ日滲む サヨナラ 刻む

捲ったシャツの袖から 覗いた時計が
言葉も無く 過ぎた時を 静かに伝える

カシオペア 輝く空 誓い交わした あの空
いつからか雲に隠れ 望遠鏡しまった
例えサヨナラ出来ても 2人過ごした季節に
“ありがとう”なんて言えない まだ… 夏の記憶

はじめは星座にもそんなに 興味はなかった
何かを合わせるのはいつも こっち側ばっか
けどあなたの「ありがとう」 一瞬で満たされていた

だけど それは難解なパズル 感情(ピース)さえバラバラ
完成図はもう見れない 神様も知らない

カシオペア 輝く空 誓い交わした あの空
いつからか雲に隠れ 望遠鏡しまった
例えサヨナラ出来ても 2人過ごした季節に
“ありがとう”なんて言えない まだ… 夏の記憶

記憶が走馬灯のように奏で出すワルツ
廻る時 離れた手と手 雲は去り星は煌めく
あの夏の夜空に

カシオペア 輝く空 誓い交わした あの空
いつからか雲は晴れて 望遠鏡覗いた
あの日と変わらない想い 2人過ごした季節に
素直に心から“ありがとう” 夏の記憶
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