2月11日

彼女が誘ってくれた アイドルみたいなバンドのライブ
案の定 クソみたいな音楽が流れてる

彼女はそれを聞いて 楽しそうにはしゃいでる
僕はそれを見て 少しだけそのバンドに感謝した

くだらない人が くだらない人に
こうやって くだらない歌を歌ってる
こんな光景が 僕にはただ
少しだけ愛しく思えただけ

僕の友達が 大好きな子に曲を作った
それを聞いたその女の子は 「気持ち悪い」って言った

くだらない人が くだらない人に
こうやって くだらない歌を作ってる
こんな光景が 僕にはまだ
くだらないと思えないでいるだけ

僕がもしも 「音楽をなんで続けてるの」って聞かれたら
きっと僕は こうやって答えるしかないだろう

くだらない僕が くだらない君に
こうやって くだらない歌を歌ってる
こんな光景が 僕にはまだ
くだらないと思えないでいるだけ

僕がここにいる 君がそこにいる
僕らの間に 音楽が流れてる
こんな光景が 僕にはただ
くだらないと思えないでいるだけ

音楽は ここにあるだけで素晴らしい
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