輝くほとりに

陽のあたる窓にかすかなリズムが 僕を揺らし走りだした
夢を駆りたてる美貌の騎士さえ 君のことを待てずにいた

眠りから覚めた草原に心も溶けてゆく
空の群れさえ 目を閉じ

輝くほとりは菫の階段 まばゆいほど色をくれた
やがて思い出も君に逢えるだろう 薄いシャツで抱きしめたい
流れてく風を吸いこんで 深い谷越えてゆく
空の群れさえ 目を閉じ

緑はシャガールの絵のように 光をまきちらし
花壇に胸を押しつけたいよ Feel your heart, just a spring time

若い二人にはつなぐ道さえも見えないほど遠いけれど
おとずれた季節 閉じこめた あの日がよみがえる
空の群れさえ 目を閉じ
空の群れさえ 目を閉じ
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