シンプルストーリー

共鳴の中で笑う二人 バターの香る部屋で
競争の日々がいつの間にか襲う悲しきストーリー

知らず知らず羽は取れて空を思う一人
深く深くここより深く沈んでゆくストーリー

透明度落ちる夜空に怯えていたから

色付く世界の片隅で震えてる腕で花を抱く
壊れてしまわぬようにと崩れてしまわぬようにと

君はうつろな眼とかすれきった声でこう呟く
「未だ花は咲いていますか」と「その手で抱いていますか」と

回るミラーボール落ちる地球をキラリ照らすストーリー
巡り巡る0と1の中で続くストーリー

透明度落ちる夜空に君はうつむいて

息づく世界の片隅で震えている腕で花を抱く
壊してしまいたくなるような崩してしまいたくなるような

君はうつろな目とかすれきった声でこう呟く
「未だ花は咲いていますか」と「その手で抱いていますか」と

行こう、次の世界へ 僕は爪を剥がして空を掴んで
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