夏至にトカゲは

ざぁざぁと
ふざけて真似てみる雨音
トカゲは背中を見せひらかす準備を

初めて交わしたキスはまだ
ぼんやりと黒猫と共に

歩くスピードなど気にしなくてもいいよ
はるばると来て はるばると行くのに
過ぎてった時間や忘れられない名前
Bluesとして連れて行こう

恥を知れよ
そんな愚かな歌を聴いて
誰が涙をうかべるというのだ

果たせない約束が多すぎる
魂ももはや報われない?

ペテン師よ消え去れ! 僕たちは夢中で
はるばると来て はるばると行くだけ
過ぎていく時間や忘れられない名前
Bluesがいつも力をくれる
歩くスピードなど気にしなくてもいいように
Bluesをそっと口笛にのせて
虹が出るのを待つのもいい
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