狼にベルガモット

嫌になっちゃうわ こんなに平凡な夜は
言い訳など要らない あがいていたって悲しいだけよ

街はつながってそうで一人きり
憂う暇なんてないの
そんな時ふと、聴きたくなるの
隠れたナンバーを

あなたの、掻き鳴らすギターの音に
あたしはどうやら奪われてしまったよう
ひとり酔いしれて火傷するほど
つまりは、儚く散るような恋模様
今も離れない 今宵は眠れない

狼にベルガモットを 与えても何の効もないわ
時経ってベースノート それでも期待してみるの

街は移り気に通り雨 ルージュが夜に光る時
胸を踊らせるあのリズム 地下に降りてみれば

あなたの、打ち鳴らすドラムの音は
あたしをたちまち眩ませてしまうのよ
止まない同士を一緒くたにして
あなたとこのままどこかへ 行きたい
決して叶わない けれどあいしてる

バニラのような あなたの歌声
誰もがすっかり虜になってしまうの
ひとり酔いしれて火傷するほど

あなたの掻き鳴らすギターの音に...
あなたの打ち鳴らすドラムの音は...

今宵、あの場所で
もう一度 会いましょう
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