BIRD

港の古びた 酒場の片隅で
奴のかなでる 切ないメロディ
想い出さすよ 海のむこうの
捨ててしまった 俺の故郷

Hey Hey Bird 淋しいものさ
Hey Hey Bird うたっておくれ
昔 お袋のひざもとで
聞いた南部の悲しいブルースを

古傷だらけの 心のすき間に
奴のアドリブ やさしくしみる
煙にむせんで 涙をかくし
なくしたはずの 夢をのみほす

Hey Hey Bird 淋しいものさ
Hey Hey Bird うたっておくれ
昔 お袋のひざもとで
聞いた南部の悲しいブルースを

親父はしがない ジャズマンだった
その日暮らしで すき腹かかえて
街から街へ 流れて歩いた
片道切符の 夜汽車にゆられて

Hey Hey Bird 淋しいものさ
Hey Hey Bird うたっておくれ
昔 お袋のひざもとで
聞いた南部の悲しいブルースを

Hey Hey Bird 淋しいものさ
Hey Hey Bird うたっておくれ
昔 お袋のひざもとで
聞いた南部の悲しいブルースを
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