MONSTER

それがいい 異論はないです 心にもなく微笑んで
喉元まで出てきてた頑なな 自説はまた飲み込んだ

無駄な小競り合いはなるべく避けたいのよ
いつからか常備してた仮面の下で 行き場もなく渦巻いてた

怒りと憎しみが化合して 生まれたMONSTER
知らぬ間に胸(ここ)にいたんだ
理性の柵を超えて本性を現したがんだ
引き止める腕をも喰らって日に日にでかくなっていく
どっかで見たことある面です

「何が悪い?我から見ればお前こそが本当の化け物だ
何がしたい?猫かぶって 良い子ぶって 嘘振りまいて」

何を言うか そうでもしなければ生きては行けないのよ
あんたみたいに生きれたらどれほど楽か…ってあれ!?やっぱそうか
剥がれ落ちてく 化けの皮が

ひょっとして俺こそがMONSTER? 特技は作り笑いです
かつては勇敢なFIGHTER どっかで履き違えたんだ
躊躇して取り繕って 枯れて腐っちまった
全てを委ねてしまおうか

ヌンチャクで自爆して ちょっぴり照れて ご機嫌斜めです

限りなく傲慢なMONSTER 鳴かぬなら殺すタイプです
煽てて生け贄を送って なんとか宥めてんだ
「お前の物は俺の物さ」 思い出も喰い散らして
よく見れば 窓に映る俺です
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