流氷の彼方に

今は恨みのオホーツク
海に浮かぶ見えぬ国境
誰が定めた非情のしきり
やりどころなき怒りに燃えて
見知らぬ国に夕陽が沈む

流氷飛びかう渡り鳥
鳥をうらやむわけではないが
私も欲しい自由の翼
捕われ身のはかなき願い
なすすべはなく今日も暮れる

想いよ届けオーロラ越えて
かえす波に祈ってみても
北の大陸想いも凍る
北の大陸想いも凍る
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