一生一度

好きなあなたは 近くて遠い人
いまはかなしい 片思い
いつかはあげる 女の花を 汚(よご)さずに
淋しさに 耐え抜いて
一生一度の 愛の奇跡を 信じて待つわ

逢うに逢えない さだめの嵐も
きっといつかは 止むでしょう
その日のために 私は守る ひたすらに
海となり 風となり
人にゃ見せない 玉の素肌を ささげるために

女心は 開かずの扉なの
だけどあなたが ささやけば
開かないはずの 扉がひらく 音もなく
ひとすじの 愛だから
一生一度の 春の便りを 明るく待つわ
×