雪のシャワー

覚えてる?あれから月日は過ぎ 冬がやってきた
君の好みに合わせてさ 短くした 髪も伸びたよ
“未練を断ち切る時に人は髪を切る”という
ハサミが通る度に また せつなく 胸が痛む

どうして 僕だけが こんなにも 苦しいの?
君はもう 僕を忘れ 誰と 寄り添って キスして 夜を越えて…

会いたくて 会えない 寂しさが 君のこと 遠く 感じさせる
こんなに辛いのなら 逢わなければ 良かったよ
目を閉じて 君の笑顔 探す 耳澄ませ 君の声を 探す
ダメだね もう 弱くて… 忘れさせて ねえ 今すぐ

気付けば 君が綴るブログを 見てる僕がいた
仕事も夢も 手につかず 君ばかり増えていく

さよなら 言わなくちゃ だけど まだ 言えないよ
何一つ 始まっていないから 伝えたい 想いを 歌に乗せて

“愛してる” こんなラブソングを 歌うほど 君に恋をしてる
ダメだね もう 弱くて… わらいながら また 泣いてた

暮らす環境も 価値観もそう 違うことなんて わかってる
全て捨てて 抱きしめたい 誰の目も気にせずに 愛せたなら…

降り出した雪は この世界を 真っ白に 優しく 包み込む
心も君も僕も 涙に溶け 消えていけ
“愛してる” こんなラブソングを 歌うほど 君に恋をしてる
さよなら、愛しき人… この想いを 今 届けて
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