白夜行路

青いはるかな 空のぞみ
すさぶ嵐の 中をゆく
男ごころも 想い乱れて
あゝ暗いなやみの
白夜行路に 踏み迷う

さだめ悲しく 照すとも
燃ゆる乙女の 恋ゆえに
越えて生きると 強く誓えど
あゝ苦い涙の
白夜行路は いつはてる

かばい合いつつ 愛(いと)おしむ
胸に灯(とも)した 二つの灯(ひ)
やがて相寄り 照らす行く手に
あゝ若さ輝く
白夜行路の 朝がくる
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