チャンチキ恋唄

みすじ通りの 灯りが揺れて
情けかよわす 縄のれん
風が冷たい 夜の街
チャンチキチャンチキ恋唄 あなたと私
きっときっと来ますね 春の日が
ふたりで飲みほす こころ酒

酒場馴染みと つまみの肴
泣いて笑って 励まされ
渡る世間も 乙(おつ)なもの
チャンチキチャンチキ恋唄 あなたと私
そっとそっと寄り添う 肩の先
御猪口(おちょこ)に注ぎ足す きずな酒

ひとつふたつと 人生重ね
浮かぶ故郷 あいや節
少し人より まわり道
チャンチキチャンチキ恋唄 あなたと私
酔って酔ってほんのり 紅の肌
明日(あした)を夢見る 望み酒
×