赤いエゴイズム

抱きしめられた
たった一度だけの感触が
熱いシャワーを
浴びた今も消えない

顔を合わすたびに
心だけが
離れる気がして

赤いエゴイズム
何を失くしてもかまわない
貴方だけを愛せるなら

赤いエゴイズム
まっ赤なルージュをペンにして
貴方の胸に
炎を描(か)きたい

夏の終わりの
あんな激しかった情熱は
枯葉の街で
何故とけてしまったの

わたし恐いぐらい
貴方のこと
愛してしまった

赤いエゴイズム
届く距離にいて届かない
自分さえも もどかしくて

赤いエゴイズム
まっ赤なルージュをペンにして
貴方の胸に
炎を描きたい
顔を合わすたびに
心だけが
離れる気がして

赤いエゴイズム
何を失くしてもかまわない
貴方だけを愛せるなら

赤いエゴイズム
まっ赤なルージュをペンにして
貴方の胸に
炎を描(か)きたい
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