月見草

月に抱かれて 匂いたち
一夜だけ咲く 月見草
そんな儚い そんな儚い
恋のつもりで いました

ごめんなさい 愛しすぎました
ごめんなさい 憎みすぎました あぁ…

この夢が覚める前に
色褪せてく前に
愛の重さで 私を
押し花にして欲しい

甘い香りに 身をゆだね
うす紅になる 月見草
吐息ひとひら 吐息ひとひら
まるで花びら みたいに

ごめんなさい 淋しすぎました
ごめんなさい 哀しすぎました あぁ…

三日月が刺さる前に
夜明けが来る前に
熱い素肌に はさんで
押し花にして欲しい

この夢が覚める前に
色褪せてく前に
どうか あなたの重さで
押し花にして欲しい
×