雨の匂いで

会いたいな
特に理由もない
口にはしないよ
わかりはしないからね
なぜだろうな
寂しいんだ
こんな日はいつだって雨で

君でできた檻の中で
誰も寄せ付けない猛獣のつもリ
冷たい目と鎧で孤独を隠している
プライドと言う名の臆病な鳥だ

隠し通せないなら隠さなければ良かったな
君の事考えてばかりだ

緩めた腕から離れてく体温や涙で濡れた匂いが今さら
鋼でできた強がりな涙腺を燃やして溶かしていく
君が残したぬくもりで

目を覚ましても夢のようでさ
君の面影探し彷徨って
恥ずかしい程
僕の心を裸にして熱くさせるんだ

隠し通せないなら隠さなければ良かったな
君の事考えてばかりだ

この世界は嫌いだ
君がいないんだあたりまえだ
たぶん今泣くと思う
もういいよね
世界を濡らす雨よ
今だけはこの僕を隠してくれ

あの日
緩めた腕から離れてく体温や涙で濡れた匂いが今さら
鋼でできた強がりな涙腺を燃やして溶かしていく
君が残したぬくもりで
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