俺達の歌今どこに

小さな路地の 焼鳥の
匂いのような 唄だった
日ぐれになれば あったかく
心の憂(う)さを 消して行く
俺たちの唄 今どこに

赤提灯の 盃に
いつでも浮かぶ 唄だった
別れた人の 想い出が
小節(こぶし)の中に 沁みている
俺たちの唄 懐しい

夜更けの町を 流してく
ギターが似合う 唄だった
知らない同志 肩寄せりゃ
やる気がいつか 湧いてくる
俺たちの唄 唄いたい
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