十三みれん

夜明け前より 吹き荒れる
風が私の 胸を打つ
恋し想いが またつのる
待てばあんたに 逢いたくて
十三(とさ)は悲しや
十三(とさ)は悲しや 砂も泣く

十三(とさ)のナ 十三(とさ)の砂山ナーヤーエ
あんたは来てもナ
時が過ぎれば またもどる またもどる

逢って短い 時がすぎ
一人暮らしに もどるのね
なんであんたは 十三(とさ)の村
逃げて行くよに 出て行くの
惚れた私は
惚れた私は 捨て小舟

恋の未練が ちぎれ飛ぶ
別れ砂山 砂あらし
ふたり残した 夢のあと
探しもとめて 身もやせて
十三(とさ)はあんたを
十三(とさ)はあんたを 待つ所
×