卒業まで、あと少し

借りたままの辞書のページに
あなたからの 時を超えた優しさを見た
“How are you feeling? 大丈夫?”
くせのある懐かしい文字

今、それぞれにそれぞれの場所で
口唇を噛みしめて みんな走ってるだろう
How are you, friend?
あの日から会う機会もないけれど

胸を焦がす季節は流れ はぐれた人ごみを背に
笑顔はあの頃のままじゃなくても
もう少し友と呼ばせて…

卒業まで慣れたこの道で
果たされない約束ばかりを数えていたね
How are you, darlin'?
僕たちは何を願い 泣いてたろう?

ねぇ あれからどれだけの風に かすれた僕たちの声
どれほど強く望んだことも 叶わぬ夢だと笑った

汗を吸ったグラウンドの上 背なを照らす太陽が燃えている

「優しさからはぐれそうな時、答えをあせらないで」と
日付けは遠い過去、夢見る頃、過ぎ去りし日々の故郷(まち)から

胸を焦がす季節は流れ はぐれた人ごみを背に
笑顔はあの頃のままじゃなくても
もう少し友と呼ばせて…

もう少し友と呼ばせて…
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