夕陽のなぎさ

海を紅く 染めて
沈む夕陽 波間に
こゝろを誘われ ひとり
なぎさに たゝずむ

何故かにじむ 涙に
過ぎたあの日 よみがえる
初めて恋した 君と
歩いた なぎさよ

波かげにゆれる 夢の日は
胸にしみる 思い出よ

遠い空に 南の
星が光る なぎさに
すべてが夢でも いゝの
なぎさにまた 来よう………
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