タラッタラッタ

早く私の動作を解除して
冷えた鼻先で証明したいよ
初期衝動を忘れたくないのに
古くなる事は止められないらしい

消毒して ごめんね少し汚れてしまったよ
もう白くない 白くない私を 纏っているだけの私を

せっかちな温度は脈絡を無視して
怖気付く私に優しい言葉をかけて

消毒して 少し嫌な事を考えた夜は
もう白くない 白くない私を 纏っているだけの私を
―白くない私を ―古くなる…

こんなに寂しい私知らないよ
こんなに苦しい時間知らない
恥ずかしいくらいに解って欲しい
お願い 崩れても良い 得体の知れない感覚 その先も

触れて欲しいよ、溶けてしまうよ、
残酷な温度が、心を奪ってく
このまま私が、消えてしまっても、
あなたから私が、消えてしまっても、
あなたの温度で液体になる私をどうか止めないで
見届けてその時まで
×