色即是空 -イロスナワチコレソラナリ-

戯蘭り疑拉りとベタ付く怠妖 汚く阿保い天井にも二秒で焦点
遊覧り風輪りと誰彼も吸い込まれ 巡り着くはサラダボウル、都会東京

一つ人世に夢を見て 二つ蓋を開ければ此の様さ
三つ蜜の味を占め々め 四つ喚んでいた声聞こえない
五つ何時の日か嗤えなくなった

導かれて鈍感な空は色
覗き込んで未読 呼退く色は空
掴み所の無い痛みは不機嫌
住み着いた責任転嫁と幻のハッピーエンド

限りある未来は際限ないかの様に取り巻いて彼は信じている
「嗤い声に掻き消された先天性致命傷」

溜め息濾し 見上げた天井
悪戯にカラ回ル世ノ果テ
どんなに叫んでも奪われた此の声には誰も気付かない

導かれて鈍感な空は色 覗き込んで既読 孤独色は空
「奪われたのは自惚れた彼じゃないのに……」
染み付いた責任転嫁と幻のハッピーエンド

[K忌E諱Y]を預ける前に消える、色即是空
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