ふたりの鳥

止まり木の上で寄り添う2人
どんなに年をとっても
そばにいる
心と体の命綱は
今にも切れそう

飾って、飾って、ねえ
偽りの私だから
あなたの、あなたの
目がいつまでも見れないの

素直な気持ちで繋いだ手と手
離さない、離れないで
確かめあった
右手の温度が左の心に
火傷をつくるよ

黙って、黙って、ねえ
今は雨よ降らないで
一人で、一人で、
どこまでも朽ちてゆく

若かったね...あの頃は
さみしい...
私の手、あなたが触れた

黙って、黙って、ねぇ
今は雨よ降らないで

あなたの温度が、ねぇ
今もまだ...、苦しいよ
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