プリズム

変わりゆくことに
寂しさ覚えたのさ
時間に乗って なすがまま
運ばれていく日々

それでもふたりは
手放せないものだらけで
しがみついて今をただ
とどめようと重ね合わせてた

何もまとわずに
光の中を泳いでいる
目映い君の姿
プリズムが揺れて見えたよ

確かな息吹が
君の胸の奥で聴こえる
命の巡る音が
ひとつずつ僕を許してくれた

僕らがこうして
巡り会えた理由は
違う過去に生きたときの
記憶が呼び合うから

それなら答えに
迷うことなど無いのに
いつも愛は試すように
ただ黙って今を手渡した

次はどこへ行こうか
次は何を知ろうか
白くこだまする空に
君との明日を描いてた

何もまとわずに
光の中を泳いでいる
目映い君の姿
プリズムが揺れて見えたよ

柔らかな熱が
君を伝わり僕に触れた
命を刻む音に
少しずつ僕は目覚めていくよ
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