セピアの雨

セピア色にそまりゆく 二人が笑う
愛した分だけ 思い出くれたね
おまえの居ないこの部屋 二度目の冬が来る

今日は窓辺に 悲しみの雨が降る
おまえの姿 かき消すような
激しい雨が降る……

海沿いの国道に 車を止めて
二人で星を見上げていたね
おまえはあの月になり あなたをまもると言った

今日は海辺に 悲しみの雨が降る
願いをかけた 夜空の星も
泣いているのだろう……

駅の改札口で カサを抱いて
オレを見つけて 手をふり笑う
待つのは何時間でも平気よと 微笑んだ

今日は朝から 悲しみの雨が降る
改札口にいるはずもない
おまえを探してた……

今日は朝から 悲しみの雨が降る
改札口にいるはずもない
おまえを探してた……
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