Zombie

名前も知らぬ花を そっと花瓶に飾った
ぼくらはずっと この部屋で生きていくつもりだった
恋はおわらないと 思ってた

いつか観たはずの映画のように
ぼくらはきっと、全部忘れるね
きみとの恋も 思い出も きっと
そして 真昼の夢の中だけでぼくは生きてゆく
それじゃさよなら またね きみの思い出の全部

なにもかも忘れた ぼくはゾンビ
かなしみも忘れた ぼくはゾンビ

風の中で ぼくらは立っていた
―おまえは青春の暗殺者、
それでも死ねない ぼくはゾンビ!
ひとりぼっちになるまで 生き延びてしまった
そう あのぼくを殺したのは そんなぼくだった
×