春風、吹かれたら

空色の金平糖
薄い文庫本を開いては閉じて
昔の夢を見て

春風に吹かれたら
あのころに迷い込んだ
時は流れていくけど
忘れないで
互いに支えあったときを

失って気付くもの多すぎて
今もまだ理想からずっと遠くて 遠くて

春風に吹かれたら
君のこと思い出すよ
日々は過ぎていくけど
忘れないよ
憧れを語り合ったときを

春風に追い越され
時が止まったみたいだけど
遥々ここまできた
君は今
君は今どうしていますか
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