なごり雨

ひとりで生きて ゆけるねと
男の泪を 見せたひと
逢いたい…逢えない… あのひとの
やさしさを…
こころでそっと 数えれば
肩に冷たい 女のなごり雨

蛇の目の傘に 寄り添って
甘えたあの日は 遠い夢
酔いたい…酔えない… 水割りに
面影が…
浮かんで消えて また揺れて
窓にみれんな 女のなごり雨

小雨がいつか 上がるよに
あのひと忘れる 日は来るの
逢いたい…逢えない… 恋しさに
せつなさに…
想い出まくら 濡らす夜は
しのび泣くよな 女のなごり雨
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