夏のしるし

巡る夏の陽射しをもう1度
忘れないよ君がくれた笑顔を
最高の時が心の中で輝きつづける夏のしるし

太陽の光を吸って熱を帯びたアスファルトの上
ゆらゆら揺れる陽炎は切ないあたしの心

「もう少ししたら離れてしまうね」
淋しさを隠せないあたしに
「未来へのパワーは今(ここ)にあるよ」
って君は笑った

巡る夏の陽射しをもう1度
忘れないよ君がくれた笑顔を
焼けた肌に浮かび上がる白い半袖の跡も
次の夏がやってくる頃は
君がいない場所に立っているけど
きっと大丈夫 最高の夏が心の中で輝く限り

いつも待ち合わせをした古くなった電信柱
あと何回の“おはよう”を聞いていてくれるかな

「本当はこれからも一緒にいたいよ」
うつむいた君の横顔に
「未来へのパワーは今(ここ)にあるんでしょ?」
って笑ってみせた

巡る夏の陽射しをもう1度
忘れないよ君がくれた強さを
心にそっと渡してくれた素直で大きな勇気も
次の夏がやってくる頃は
君の前にあたしはいないけれど
きっと大丈夫 最高の夏が心の中で輝く限り

励ましてくれた言葉も 不器用な君の笑顔も
1つとして同じものはない宝物

巡る夏の陽射しをもう1度
忘れないよ君がくれた笑顔を
焼けた肌に浮かび上がる白い半袖の跡も
次の夏がやってくる頃は
君がいない場所に立っているけど
きっと大丈夫 最高の夏が心の中で輝く限り
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