男たちの晩夏

気付いてみれば夏も終わりを告げ
どこかへ行くのだろう 汗かき旅支度
たわわに実る稲穂頭を垂れ
野原に吹く風も秋を運んでくる

西日が差し込む縁側に ひとりぼっちの風鈴
また来年きっと会えるよね そっと優しく外した

夕暮れに浮かぶ木々が作り出すシルエット
蝉の抜け殻の儚さよ

突き抜ける青空 昇る入道雲
どこか寂しげに モコモコ、モコ、モコモコ。
きらめく夜空 咲いた大輪花火
どこか寂しげに ヒュー、ドン。ヒュー、ドンドン、パララ。

何気なく見ていたこの景色も
夏とともに旅に出る
元気でいろよ 風邪ひくなよ
またここに帰ってこいよ

まぶしい季節もやがて移り変わりゆく
悲しまなくていい また会える

夏の終わり彩るメロディー
男たちの愛のメモリー
忘れないでくれよ 僕らはいつでも側にいるよ

人生いろいろ 楽しいことばかりでないけど
一生懸命みんな頑張ってんだね

楽しい時間もそろそろ終わりだけれど
涙はいらない 笑顔で見送るよ サマータイム
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