ひとつだけ

私 あなたと
今日一日
何を話しただろう
流れる時間(とき)も
「またね」も忘れてた

私 あなたと
今日一日
どこを歩いただろう
傷跡どころか
光さえ覚えた

昨日までの景色は
ほんの欠片かもしれない
この眼には全てのことも
ほんの一片(ひとかけら)かもしれない

生きる意味なんて判らない
でもね、あなたを思うたび
小さな? 限りない?
今は歓びに
包まれる

生きる意味なんて判らない
町には黒いビルしかない
でもひとつ ただひとつ
明日も一緒に
笑っていて

私 あなたに
いつからこんな
心許してんだろう
気付けば
嘘も本当も忘れてる

私 あなたと
いつまでこんな日々
過ごせるんだろう
時々切ない
想像に泣いている

昨日までの景色は
ほんの欠片かもしれない
この旅を終えたところで
やっぱりガッカリかもしれない

生きる意味なんて判らない
でもね、その手が触れるたび
かすかな? 確かな?
今は温もりに
癒される

生きる意味なんて判らない
誇れる過去も夢もない
でもひとつ ただひとつ
明日も空は
晴れていて…

昨日までの景色は
ほんの欠片かもしれない
この旅を終えたところで
やっぱりガッカリかもしれない

生きる意味なんて判らない
でもね、あなたを思うたび
小さな? 限りない?
今は歓びに
包まれる

生きる意味なんて判らない
誇れる過去も夢もない
でもひとつ ただひとつ
明日も空は
晴れていて…
×