流浪の果てに

星空が凍る夜は
ぎしぎしと哭くという
流氷のかたまりが
青白いオホーツク

わたし はるばるひとり旅
いのち道づれ いのち道づれ 最果てへ
愛を断ち切る覚悟です

食事つき 五千円
浜ぞいに 宿をとる
知床の岬には
海明けの声もない

わたし はるばるひとり旅
遠い霧笛を 遠い霧笛を 聞きながら
生きる強さを見つけます

わたし はるばるひとり旅
遠い霧笛を 遠い霧笛を 聞きながら
生きる強さを見つけます
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